2004年にサービスを開始し、2006年には日本最大利用者数を叩き出した日本発のSNS『mixi』。30代から40代の方には懐かしい響きかもしれません。みなさんご存知の現在人気のSNSであるX（旧Twitter）ビデオツールの様に、mixiには「mixi動画機能」というのがあり、当時のニュースに取り上げられたくらい新しいサービスも取り揃えていました。最近はあまり耳にしなくなったmixiですが、今回の記事ではmixiに退会者が続出した理由についてや、まだ続けている人はいるのかなど、現在のmixiについてもまとめてみました。
mixiで退会者が続出した理由とは？
それは、2016年に起きました。過去にmixiを利用していたユーザーが青ざめる事態となったキャンペーン。それが、「mixi日記を『リライト』しよう！」という企画でした。「ASIAN KUNG-FU GENERATION（アジアンカンフージェネレーション）」とmixiのコラボ企画のひとつで、その内容とは16日間だけ「mixi特設サイト」で10年前の自分や友人の日記を表示することができ、読めてしまうというもの。
このキャンペーン企画が発表されるや否やネット上で大騒ぎになったのです。
結果、mixiにはアクセスが集中しサーバーがダウンしたり、Twitter上では、日記の削除や公開範囲の変更、果てはmixiを退会したという声で溢れたのでした。10年前という、若かりし頃の黒歴史公開の恐れからmixiから退会者が続出したのは事実でした。
まだmixiを続けている人はいるのか？
mixiから退会者が続出する少し前の、2011年頃から競合他社となったFacebookやTwitter、Instagramの勢いに飲み込まれmixiは徐々に衰退していきました。ではmixiを続けている人はいるのでしょうか？答えはいます。しかもさらに驚くような情報が飛び込んできたのです。それが、「mixiがZ世代に人気」というもの。これは本当なのかももちろん調べてみました！
mixi利用者状況の真実とは？
全盛期以降、mixiを退会していないが利用もしていないゴーストユーザーが多数いると思われますが、mixi利用者アンケートによると10年以上のベテランユーザーの70%以上が毎日利用しているという結果だったそうです。10年以上のベテランユーザーということを考えてみても、他のSNSよりも比較的年齢層が高い傾向があるといえるでしょう。現在のmixiは、濃密なコミュニケーションに特化したSNSへ進化しているようです。
Z世代に人気って本当？
では、Z世代に人気というのは本当なのでしょうか？注目を集めているのはどうやら本当のようです。というのは、2022年から2023年に行われたZ世代への次世代SNSアンケートでは、mixiが5位にランクインを果たしていました。ではその理由は？というと、国産ご長寿SNSのmixiが持つレトロな感じやエモいノスタルジックな雰囲気がZ世代には新鮮に映るのかもしれません。また、Xのように拡散力が強いがゆえの炎上リスクやInstagramの映え疲れなど、現代だからこそ疲弊したZ世代にとって、閉鎖的でディープなmixiに安心感を覚えるのかもしれませんね。
まとめ
mixiから退会者が続出した理由には、驚きしかありませんでしたが、次にmixiの名を聞く時にはZ世代のトレンドSNSとしてという日も近いかもしれませんね。