過去10年だけでもスマートフォンやタブレットが多くの世代で一般化し、レストランではロボットが人間に変わって働く時代になるなど多くのテクノロジーが発展し続けてきました。今回は、テクノロジーが教育の面でどのようなことやものを変えたのか解説していきます。
パソコンやタブレットを使った授業
小学校では2020年からプログラミングが必修になり、今や小中学校の7割が授業でパソコンやタブレットを使っています。これは、プログラミングという教科のために使われているのではなく、プログラミング的思考を育てることを目的とし、算数や理科だけでなく、社会や国語などの授業でもパソコンやタブレットを使う各ソフトがさまざまな方法で活用されています。
教室内での変化
これまで学校の教室の象徴といえば、白いチョークで書く黒板といっても過言ではないほどでしたが、実はここまで黒板を使い続けているのは日本ぐらいで、欧米ではもう2-30年前ほどから使わなくなり、ホワイトボードやプロジェクター、電子黒板を使用している国がほとんどです。現在では、日本でも黒板にプロジェクターを投影できるアプリなども発売されており、更に今後黒板よりも便利なテクノロジーが進んでいくと言われています。
STEM教育
STEM教育やSTEAM教育という言葉が日本でも浸透し始めていて、科学、技術、工学、数学、芸術を実際に現代社会の問題に生かし、主体的に解決する力を育てるという教育のことを指します。しかし、日本のSTEM教育は世界の他の先進国と比べてかなり遅れをとっていると言われているのが現状で、世界各国で電子工作に使う半導体などの電子部品を販売しているRSではSTEM教育の教材を数多く販売しており、こういった教材を家で授業の応用として使う、もしくはオンラインの授業を受ける、または教室に通うといった授業だけでなく追加で自主的に学ぶことが現段階では必要なのかもしれません。
オンライン授業の導入
コロナウイルス感染拡大の影響から世界各国でオンライン授業が一般化しました。それ以前までは対面式での授業での出席以外は基本的に考えられませんでしたが、オンライン授業には登校時間や交通費の節約、不登校や病気の生徒が参加可能になる、大雪や大雨などの悪天候時など登校が難しい時でも授業ができる、海外など遠方の講師や専門家を招くことを容易にする、外部の先生を雇うことができるなど生徒にとっても学校側にとってもメリットが多くあり、今後も各所で実施されることが増えるでしょう。
まとめ
このように授業においてのテクノロジーの導入が世界中で進んでいます。今後もこの発展は進歩続けることはほぼ間違いなく、将来のAIの発展と共に私たち人間の技術も発展していくことでしょう。