この記事では、お見舞いに持っていく品物のタブーを解説していきます。大切な人や身近な人が入院した際、お見舞いを持って行って元気づけてあげたいと思いますよね。しかし、お見舞いの品物にはタブーがあります。それだけでなく、お見舞いに行くタイミングや時間帯、のし紙に関するマナーもありますので、把握しておきましょう。
目次
お見舞いの品物にタブーはある?
お見舞いの品物にはタブーがあります。特に病気やケガで入院している人へのお見舞いとなれば、失礼にあたったり余計に気持ちを沈ませたりすることにもなりかねません。お見舞いの品物のタブーを知っておき、気持ちよくお見舞いができるようにしておきましょう。それでは、お見舞いの品物にタブーとされているものを一覧でご紹介します。
お見舞い品物のタブー | 理由 |
タオルや肌着 | 「寝付く」を連想させるため |
鉢植え、観葉植物 | 「根付く」という意味があるため |
シクラメン、菊、椿、真紅、チューリップ | 不吉な意味を持つため |
ユリ、水仙、フリージア | 匂いが強いため |
ドライフラワー | 「枯れる」「老いる」を連想させるため |
赤一色の花 | 血を連想させるため |
青と白、紫と白の花の組み合わせ | 葬儀やお供えを連想させるため |
日持ちしない食べ物 | いつ食べられるか状況が不安定なため |
バウムクーヘン | 慶事で用いられるため |
あじさい | 枯れて真っ白になった姿がネガティブなイメージを持つため |
お見舞いの品物でタブーとされているものは、なんとこんなにあるんですね!お見舞いの品物を用意する際には、タブーでないかどうか念入りにチェックしましょう。
ほかにもある!お見舞い時マナー
お見舞いの品物にはタブーがあるということが分かりました。しかし、お見舞い時のマナーはほかにもあります。病院や入院している人に失礼にならないよう、マナー面でのタブーも押さえておきましょう。
- お見舞いに行っても良いかどうか本人や家族に事前に確認する
- 入院直後にはお見舞いに行かない(容態が安定手してから行く)
- お見舞い品物ののし紙はつけない
- お見舞いに行ったら短時間で切り上げる
- お見舞いしづらかったら自宅にお見舞いの品物を配送する(家族が一緒に住んでいる場合)
- お見舞いの手紙に繰り返し言葉を書かない(「くれぐれもお大事に」など)
「退院祝い」と「快気祝い」はどう違う?
お見舞いというと「退院祝い」や「快気祝い」という言葉も耳にしますよね。これらの違いを見ていきましょう。
- 退院祝い:病気や怪我をした人のお見舞いに行けなかった場合、退院後も療養や通院を続ける人に贈る品物
- 快気祝い:病気や怪我をした本人が、お見舞いに来てくれた人やお世話になった人に贈る返礼品
退院祝いは見舞う側が渡すもの、快気祝いは見舞われた側がお礼として渡すものです。
まとめ
お見舞いは、品物だけでなく対応方法や気遣いに関してもタブーがありました。病気やケガで入院すると、気持ちが沈んだりセンシティブになったりします。そんな本人の心を少しでも励ませるよう、マナーに気を付けて見舞ってあげたいですね。お見舞いの品物でタブーとされているものは避け、マナーを守りながら、大切な人の復帰を祈りましょう!