ネットストーカーという言葉が少しずつ浸透している昨今、誰しもが加害者・被害者になる可能性があります。知らない電話番号からの電話に出ると、SNSで電話番号を特定していたネットストーカーだったりと、恐ろしい事例もありますよね。しかし、私たちも知らず知らずのうちに、ネットストーカーをしてしまっているかもしれないんです。意外と該当してしまう、ネットストーカーの事例を7つ、見ていきましょう。
あなたは大丈夫?ネットストーカーの事例7つ
SNSを特定し、投稿を遡る
実はしてしまったことのある人も多いかもしれない、この行動。相手のSNSを特定し、過去の投稿を遡るなどして。個人情報や居場所を突き止めようとするこの行為も、ネットストーカーに該当する場合があります。
住所などの個人情報を特定する
ネット上で知り合った人は、個人情報などを知らない関係性であることも多いですよね。そういった相手の住所や職場、交友関係などの情報を得ようとすることも、ネットストーカーに当たります。
複数のSNSアカウントを作成し、連絡を試みる
何らかの原因で、相手からアカウントをブロックされてしまったときに、複数のアカウントを用意しなんとか連絡を取ろうとする行為も、立派なネットストーカーです。誹謗中傷をしたり、インフルエンサーや芸能人など特定のアカウントに対し批判コメントをする人が、よくする手口でもありますね。登録名がフルネームで、アイコンもプロフィール欄も空欄になっているアカウントが、怪しいとされていますよ。
誹謗中傷などのメッセージを送る
当然ですが、誰かを誹謗中傷するメッセージを送り続ける行為もまた、ネットストーカーに当たります。匿名で何でも書き込めるインターネットの世界では、誹謗中傷をするのに抵抗がない人が増えてきていますよね。元女子プロレスラーの木村花さん、そしてタレントのりゅうちぇるさんも、誹謗中傷が原因で自ら命を絶ったといわれています。
執拗にコメントを残す
他人の投稿に、何十件・何百件というコメントやリプを残し続けることも、ネットストーカーに該当します。恨みだけでなく、好意をもってコメントをし続ける人もいるかもしれませんが、肝心なのは「相手がどう捉えるか」ですよね。相手が返信をしなかったり、ブロックしているにもかかわらずコメントを残そうとする行為は、ストーカーになりますから注意が必要です。
他人の個人情報をSNSに載せる
他人のプライベートな情報を、自分のSNSに投稿する行為もまた、ネットストーカーに当たります。個人情報を載せられた方は恐怖や不快感を覚えますし、ネットストーカーだけではなく、個人情報の保護に関する法律で定められた「個人情報の取扱い」に違反する可能性があります。
SNSなどで執拗に交際を迫る
相手に好意を持って行う、告白や交際の申し込み。当人は純粋な思いを持って行っていることかもしれませんが、相手が不快感を示している場合には、相手の心情を考えて行動することをおすすめします。特に、断られているにもかかわらず執拗に交際を迫ったりする行為は、ネットストーカーになりますから注意しましょう。
まとめ
意外と身近に存在している、ネットストーカー。SNSやインターネットは誰でも気軽に使えるツールでありながら、ネットリテラシーなどの教育が追い付いていない部分もありますよね。特に大人になり、インターネット教育を受けていない世代の人たちにとっては、ネットストーカーや犯罪に該当するケースが予測しづらく、知らない間にしてしまっていることもあるかもしれません。インターネットに関係なく、相手の気持ちを考えて行動することができれば、自然とネットストーカーは減っていくことでしょう。