出産祝いの金額にタブーはあるのでしょうか?この記事では、出産祝いの金額タブーや相場について、出産した人との関係性ごとに解説していきたいと思います。大切な人の出産は、なんだかこちらまでドキドキしてしまいますよね。出産祝いのプレゼントや金額も、相手の幸せや健康を祈ってしっかり贈ってあげたい!そんなふうに思う人はぜひこの記事を参考に、出産祝いの金額タブーや相場を知ってくださいね。
出産祝いの金額にタブーはある?
出産祝いの金額にタブーはあります。お祝い事ということで、タブーな金額を送ってしまうと相手に対し失礼になるだけでなく、不快にさせてしまうおそれもありますので、気をつけましょう。出産祝いの金額でタブーなのは、以下の通りです。
- 4万円(4は”死”を連想させるため)
- 9万円(9は”苦”を連想させるため)
- 偶数の金額(割り切れる金額は不吉な意味を持つため)
お札の向きにも注意!
出産祝いの金額にタブーはありますが、お札の向きにもNGがありますので知っておきましょう。出産祝いのお札は、お札の顔が描いてある面がご祝儀袋の表側を向くようにして入れましょう。
顔が描かれた面を裏側にするのは弔事でのマナーなので、慶事では失礼に当たります。渡すときには、ご祝儀袋が見えないよう「ふくさ」で包むことも忘れないでくださいね。
のし袋にもタブーがある!
出産祝いは、金額のタブーだけでなくのし袋も入念に選ぶ必要があります。たとえば、出産祝いののし袋に「寿」と書かれているものを使うのはNG。「寿」は結婚祝いの際と決まっているので、出産祝いで使わないよう注意しましょう。
また、のし袋の水引が「結び切り」「あわじ切り」になっているものもタブーです。この2つはきつく結ばれている形で「二度と繰り返してほしくないこと」を意味するので、通常は弔事で使われます。出産は何度あってもおめでたいことですので、水引は簡単にほどける「蝶結び」を選びましょう。
【参考サイト:ゼクシィ内祝い】
出産祝いの相場はどれくらい?
出産祝いの金額でタブーなものが分かったところで、続いては出産祝いの相場について見ていきましょう。出産祝いの相場は、出産した人との関係性によって異なりますので、覚えておきたいですね。
関係性 | 金額の相場 |
自分の子どもに贈る場合 | 3~10万円 |
兄弟や姉妹に贈る場合 | 1~5万円 |
姪や甥に贈る場合 | 5千円〜5万円 |
いとこに贈る場合 | 1~3万円 |
友人に贈る場合 | 5千円~1万円 |
職場の同僚に贈る場合 | 5千円~1万円 |
職場の上司に贈る場合 | 5千円程度 |
現金ではなくギフトで贈ることも可
出産祝いは、現金ではなくギフトで贈ることも可能です。その際の金額も、現金と同じと考えましょう。出産祝いでギフトを選ぶ際は、以下のものが喜ばれるでしょう。
- いくらあっても困らない消耗品(トイレットペーパーやおむつなど)
- ベビー服・ベビーグッズ
- カタログギフト
- スイーツ
- 離乳食セット
贈られた側が自分で選べるカタログギフトは通年人気商品ですが、赤ちゃんが少し大きくなったときのための服や離乳食セットなども喜ばれるようですね。
出産前に贈るのはタブー!
出産祝いは現金でもギフトでも、出産前に贈ることはタブーとされています。妊娠経過が良好であっても、何が起こるか分からないのが出産です。無事に赤ちゃんが生まれ、母子ともに経過が落ち着いた頃に贈るのがマナーです。出産直後は、まだママも赤ちゃんも入院しているケースが多いので、避けた方が良いでしょう。また、出産直後で生活が落ち着かないママのために、直接訪問するよりも宅配のほうが助かるという人も多くいます。ギフトの場合は宅配にする手もありますね。
まとめ
出産祝いの金額でタブーなもの、また出産祝いの相場を関係性ごとに解説しました。出産祝いの金額にタブーがあることが分かり、また金額以外にもマナー違反や失礼にあたることがありました。出産はおめでたいことで、ご本人だけでなく周囲も盛大に祝ってあげたい幸せなイベントです。双方が気持ちよく祝えるよう、マナーやタブーを知っておくことが大切ですよ。