2023年11月17日、母親と父親に対する自殺ほう助の罪で懲役3年・執行猶予5年の判決が言い渡されました。2023年5月18日に報道されたこちらの事件は、数々のドラマや舞台などにも出演しており人気でもあった市川猿之助がどうしてこのようなことをと世間でも大きな話題になりました。
今回はこちらの事件について、なぜ市川猿之助が自殺ほう助をしたのかその原因や市川猿之助 母親との関係性について迫っていきたいと思います。
市川猿之助について
今回事件を起こした四代目市川猿之助についてまずはプロフィールや経歴についてみていきたいと思います。市川猿之助は1975年11月26日生まれの48歳で、父は四代目市川段四郎です。歌舞伎役者でありながら俳優として多数のドラマや映画にも出演していました。
その類稀なる演技力から、主人公と敵対する役柄であったり重役であったり様々な役を演じており、お茶の間にも大変親しまれている俳優・歌舞伎役者の一人でした。
市川猿之助これまでの経歴
市川猿之助のこれまでの経歴に迫っていきます。
1975年に四代目市川段四郎の長男として生まれた市川猿之助は5歳から歌舞伎の世界で舞台を経験しました。その後も順調に歌舞伎役者としての力をつけていきながら、一方で慶應義塾大学文学部を卒業するなど注目を集めていました。2007年には大河ドラマ「風林火山」でテレビドラマ初出演を果たします。この出演をきっかけに、歌舞伎の舞台だけでなくドラマや映画といった作品にも活躍の場を広げていきました。
そして2012年には四代目市川猿之助を襲名しました。その後は今までの市川亀治郎から市川猿之助として表舞台に出るようになりました。
加えて、市川猿之助がより世間に認知され、人気なものになったきっかけが2020年に放送されたTBSドラマ「半沢直樹」です。このドラマへの出演、そして演技が大きな反響を呼び市川猿之助に対して多くの方がイメージを持つタイミングになったと思われます。
自殺ほう助の事件について
前述のような輝かしい活躍をしていた市川猿之助が2023年5月18日に事件を起こしてしまいます。その内容としては、マネージャーが市川猿之助の自宅を訪れた際に本人と父、そして母親が倒れているところを発見し父親と母親はそれぞれ死亡が確認されました。自宅には市川猿之助が書いたと思われる遺書があったことから、市川猿之助が良心と心中を図ったという衝撃的な事件でした。
何故事件は起こったのか？
今回の事件を起こした詳しい原因については明らかになっていませんが、市川猿之助は事件の前日に家族で死んで生まれ変わろうと話していたという趣旨のことを話したそうです。またその原因として推測されているのが、事件の当日に市川猿之助が共演者やスタッフに対して度を越えたハラスメント行為を行っていたことが告発される記事が掲載される雑誌の発売日でもあったため世間や業界関係者からのバッシングを恐れて家族と話し合い、このような心中を図ったのではないかといわれています。
息子を想う母親の愛情が事件の切っ掛け？
市川猿之助 母親は非常に絆が深いようで父の段四郎が忙しい時も二人で家族のように支えあっていたといいます。そのため市川猿之助は母親から溺愛されており、出演する舞台なども必ずと言っていいほど足を運んでいたといいます。そのような関係性であるがゆえに、ハラスメントの告発記事によって心身ともに弱っている息子のためを思ってこのような選択をしたのかもしれません。
最後に
今回は世間を揺るがした市川猿之助の自殺ほう助の事件について、考えられるその原因や市川猿之助 母親との関係性について迫っていきました。今まで多大なる活躍をしてきていた人物であり、母親からの寵愛も受けていたということが関係してこのような悲しい出来事に繋がってしまったのではないかと思います。ハラスメント行為も許されるものではありませんので今後どのように償っていくのか見守っていきましょう。