快気祝いのお返しにタブーがあるのか解説します。快気祝いのお返しは、療養中にお見舞いに来てくれたり心配してくれたりした人に対し、回復したことを報告するとともに感謝の気持ちを伝える慣習のこと。しかし、感謝の気持ちを込めているからといって何を贈っても良いというわけではなく、快気祝いのお返しとしてタブーとなっているものもあります。あなたの思いを相手に気持ちよく受け取ってもらうためにも、快気祝いのお返しのタブーを知っておきましょう！
快気祝いのお返しにタブーはある？
快気祝いのお返しにタブーはあります。タブーとなっているものを贈ってしまうことで、相手に気持ちよく受け取ってもらえないだけではなく「マナーを知らない人」というレッテルを貼られてしまう可能性も。快気祝いのお返しのタブーを把握して、賢くセンスの良い商品選びに活かしていきましょう！快気祝いのお返しのタブーを避ければ、より良い人間関係の構築にも役立つでしょう。
| 快気祝いのお返しタブー | 理由 |
| 寝具 | 病床を連想させるため |
| 観葉植物や鉢植えの花 | 土に根付くことから「寝付く」を連想させるため |
| 刃物 | 刃物は物を切る道具で「縁を切る」と連想させるため |
| 割れ物（食器など） | 割れたり壊れたりするものは良いイメージではないため |
| ハンカチ | ハンカチは別名「手巾（てぎれ）」と呼ばれ「手切れ（絶縁すること）」を連想させるため また、白いハンカチは葬儀を連想させるため |
| くし | くしは「9（苦）」と「4（死）」の音が組み合わさっているため |
| 現金や商品券 | 金額が分かるものは失礼だと感じる人がいるため |
快気祝いのお返し相場は？
快気祝いのお返しの相場は、受け取った金額の半分から3分の1を目安にしましょう。贈り主との関係によって金額は調整することが可能です。身内や仲の良い友人なのか、職場の上司なのか、関係性によって適切な金額を選びましょう。
また、良かれと思って相場よりも高い快気祝いのお返しを贈ってしまうことで、相手に気を遣わせてしまうことにもなりかねません。相場の金額は守るのが無難でしょう。
快気祝いのお返しマナーは？
快気祝いのお返しマナーは、上記でご紹介したタブーの品物を避けること、そしてのしの種類に気をつけることが挙げられます。
快気祝いやそのお返しはお祝いごとですので、紅白ののしを付けましょう。ただし、水引は「二度と繰り返さない」という意味を持つ「結び切り」です。
お祝いごとは何度起こっても嬉しいことですから、通常「蝶結び」を選びます。しかし、快気祝いを何度も繰り返すということは「何度も病気や怪我をする」ということになってしまいますので、ここでは結び切りののしを選びます。
まとめ
快気祝いのお返しとしてタブーになっている品物をご紹介しました。気軽に贈ることができそうで、実はタブーの品物が多い快気祝いのお返し。相手が喜ぶだろうと思って選んだ品物が実はタブーだったら…相手との関係性に亀裂が入るきっかけにもなりかねません。昨今はお見舞いのマナーやしきたりが緩くなってきていますが、日本の文化を大切にする人もいます。快気祝いのお返しのタブーや相場、マナーを知って、正しい贈り物をしましょう。