この記事では、成蹊大学がお金持ちばかりなのかどうか、調査しました。成蹊大学に通っている人は実家がお金持ちであるとされますが、何がすごいのでしょうか?成蹊大学の偏差値や評判をまとめ、お金持ちが通う理由やその実態について、解説します。成蹊大学について気になる人や、ご自身、またはお子さんの進学を考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
成蹊大学は金持ちばかり?噂の理由は?
All Aboutの調査で、成蹊大学がお金持ちであるとイメージされていることがわかりました。私立大学群「成成明学」の中で最もお金持ちのイメージがある大学を調査した際、成蹊大学が2位にランクインしているのです。では、なぜ成蹊大学にお金持ちのイメージがあるのでしょうか?同調査や世間の声を抜粋しながら、噂の理由を見てみましょう。
安倍元首相の出身大学だから
成蹊大学は、安倍元首相の出身大学としても知られています。そのためか、成蹊大学には政界の御曹司が通っているというイメージが根強くあるのでしょう。2022年に亡くなられた安倍元首相は、小学校から大学まで成蹊で育っています。母方の親戚の1人も成蹊学園で教鞭をとっていたそうですよ。安倍元首相は祖父の代から政治家をしていたため、小学校から成蹊だった安倍元首相にはお金持ちのイメージがあるのかもしれませんね。
吉祥寺にあるから
成蹊大学がお金持ちといわれるのは、人気の立地である吉祥寺に位置していることも関係ありそうです。日本経済新聞によると、吉祥寺は「住みたい街」ランキングで6年連続首位を記録している立地。公園や商店街が充実し、都心にも近いことが人気の理由になっています。人気のある街は土地相場も高いというイメージがあり、そのエリアに位置している成蹊大学もまた、お金持ちの家庭から子どもが通っているといわれるようになったのでしょう。
清楚で落ち着いたイメージがあるから
成蹊大学は、青山学院大学や慶応義塾大学などのように「誰もが知っている有名大学」「頭の良い大学」という派手なイメージではなく、静かで穏やかな印象がありませんか?清楚で落ち着いていて、その雰囲気がおしゃれさを高めているようなイメージさえあります。アピールしなくとも自然と目立ち、古風で落ち着いた雰囲気を醸し出していることから、成蹊大学はお金持ちだといわれるようになったのでしょう。
成蹊大学は何がすごい?意外な実態とは
成蹊大学はお金持ちだといわれていますが、実際には通っている生徒の約8割が公立高校出身の外部受験生。意外にも、成蹊大学に通う生徒の多くがお金持ちというわけではなさそうです。成蹊大学がお金持ちといわれるのは、まさに安倍元首相のようにずっと成蹊で育っている、いわゆる内部進学が多いというイメージからでしょう。しかし、内部進学している生徒は思っているほど多くないとか。ほかにも、私立の中高一貫校から進学してくる生徒もおり、一般的な経済感覚を持った家庭の生徒が大半を占めているようです。
参考:ダイヤモンドオンライン
おしゃれな学生が多い
成蹊大学にはおしゃれな学生が多いとされています。このイメージは、成蹊大学のある吉祥寺という街の印象にも関係しているかもしれません。特別な派手さはないけれど、名前を聞くだけで「おしゃれなお店が多そう」「落ち着いていて住みやすそう」「民度が高そう」というイメージを抱かれる吉祥寺だからこそ、そこにある成蹊大学も好印象につながっているのでしょう。
堅実な教育体制
成蹊大学では、大学2年からゼミを受講することが必須です。すべての学部において少人数制の教育が徹底されており、ゼミに関しても最大15人程度の規模を維持しているそうです。そのため、それぞれのゼミで学生に発言権があったり、意見や思考を丁寧に拾ってくれたりする文化があります。そのため成蹊大学では、堂々と自分の意見を述べられる堅実な人材が育ちやすいと評されているんです。
支援制度が充実して庶民でも通いやすい
成蹊大学では、奨学金や留学支援制度が整っていて、庶民であっても通いやすいのが特徴です。経済的に厳しくても、成蹊大学に通える頭脳のある学生が学びの機会を得られるよう、独自の給付型奨学金や学費の減免制度が存在しています。給付奨学金制度では、年額最大30万円が支給され、授業料減免制度では一部の授業料が免除。短期留学をする際には最大30万円の補助金が出るそうですよ。
安定した就職先
成蹊大学の卒業生の就職先を見てみると、安定していて実直な職を選ぶ学生が多いことが分かります。三菱グループや地方公務員、教育機関など、まさに成蹊大学の教育方針と同じく堅実で安定性重視の業界が目立っていますよね。卒業し社会に出たときに「成蹊大学の生徒は信頼できる」と思ってもらいやすい、そんな教育制度が徹底されているのですね。
成蹊大学の偏差値
パスナビによると、成蹊大学の偏差値は47.5〜57.5だそうです。学部によって差があり、細かく分けると以下のようになります。
- 経済学部:52.5〜57.5
- 経営学部:55.0
- 文学部:52.5〜57.5
- 法学部:52.5〜57.5
- 理工学部:47.5〜52.5
- 国際共創学部:52.5〜55.0
入試は共通テストと一般選抜があり、どちらもWeb経由での出願となっています。安倍元首相は法学部政治学科を出ておられるため、偏差値は同大学の中でも最高レベルですね。
成蹊大学の評判
ここからは、成蹊大学の評判について調べてみましょう。ダイヤモンドオンラインによると、成蹊大学は「小洒落た優等生」といったタイプが主流の大学だそうです。悪ふざけや野心に満ち溢れた雰囲気とは縁遠く、穏やかで、出る杭は打たれるという考えが浸透しているようですね。SNSでは、成蹊大学というと出世しているというイメージも持たれているようです。
まとめ
成蹊大学がお金持ちといわれる理由について、調査しました。成蹊大学はお金持ちのイメージがあるようですが、実際には外部から入学してくる生徒が多くを占めているようです。内部進学やセレブ層はごくわずかで、意外にも庶民的な感覚を持ったご家庭のお子さんが通われているのですね。安倍元首相の出身大学としても注目されている成蹊大学は、堅実で実直な教育方針を掲げ、穏やかで真面目な人材を丁寧に育成していることが分かりました。ぜひ、大学選びの参考にしてみてくださいね。

