【放デイの闇】選ぶ時の3つのポイント 放課後等デイサービス

放デイの闇選ぶ時の3つのポイントアイキャッチ
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悩む人

子どもが発達障害やグレーゾーンで、放課後等デイサービスを紹介された。
放デイってどんなところ?
前にニュースで放デイが取り上げられてたような…
うちの子が、放デイを選ぶ時、どんな点に注意すればいいんだろう。

そんな疑問に答えます。

私自身、小2の軽度の自閉症息子が、放デイを利用しています。

小1で学童を利用していましたが、学童をやめて放デイに切り替えました。

放デイを探す時に、自治体の相談員さんに選ぶポイントをおしえてもらいました。

記事前半では、2021年の放デイのニュースの内容を紹介します。記事後半で、放デイを選ぶポイント3つをご紹介します。

この記事は5分で読めます。お子さんが放デイに通うか考えている方、どの放デイを選ぶか迷っている方、ぜひ最後までご覧ください。

※あくまで放デイ利用者一個人の見解・感想です。

目次

放デイの闇 放デイとは?ニュースになった出来事

放デイとは?

放課後等デイサービス、略して「放デイ」。

放デイとは、家庭や学校生活に支援を必要とする子どもが通うことのできる施設、福祉サービスです。

自閉症やADHD、LDなどの発達障害、グレーゾーンで家庭や学校生活に支援を要する子どもが主に通っています。小学生から高校生まで(6~18才)の指定の手帳を所持する児童が利用できます。児童福祉法に基づく福祉サービスです。

この法律で、放課後等デイサービスとは、学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第一条に規定する学校(幼稚園及び大学を除く。)に就学している障害児につき、授業の終了後又は休業日に児童発達支援センターその他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与することをいう。

引用元:児童福祉法 第六条の二の二 

軽度自閉症のうちの小2息子も、楽しみながら、週3回放デイに通っています。

うちの場合の放デイの活動内容はこんな様子です(施設によってかなり特色が変わります)。

  • 自立した日常生活のための練習:鉛筆で字を書く練習、時間を見て行動など
  • 運動:公園あそび、ボール投げなど
  • 創作活動:お絵描き、粘土、調理体験など
  • 宿題のサポート
  • お友達とのコミュニケーション、気持ちの切り替えを体験を通して学ぶ
  • ボードゲームでルール、気持ちのコントロールを学ぶ
  • おやつタイム
  • 送迎車利用

体験を通して、色々なことが学べます。うちの場合は、お友達とのコミュニケーションや気持ちの切り替えに課題を感じていました。

放デイで指導員さんや友達と関わることが、息子の成長につながっていると実感しています。

放デイ ニュースになった闇の出来事とは

息子が楽しく通う放デイですが、他県の事業所で、虐待の疑いや不正な事業をしていたという闇のニュースもありました。

2021年のニュース報道です。怖い(´;ω;`)利用者が何人も骨折していたという事件がこちらです。

富山県は16日、障害のある子どもらを支援する会社「和」(同県高岡市)の運営施設で2016年以降、放課後等デイサービスを利用する障害児計5人が骨折していたと明らかにした。

引用元:ヤフーニュース 2021/12/16 放課後デイサービス児童5人骨折 富山県が虐待調査

また、利用料を不正請求していた施設のニュースも報道されていました。

制度が始まった2012年4月以降、利用料の不正請求により全国で179事業所が行政処分を受け、不正請求の総額が17億円に上ることが、読売新聞の調査でわかった。

引用元:読売新聞オンライン 2021/02/01【独自】障害児「放課後デイ」、179事業所に行政処分…利用料水増し請求

実際の子どもの様子より、あえて重度の障害に見せかけて不正請求するなど。

活動内容が、狭い部屋で子どもにずっとテレビを見せるだけであったり…(テレビが悪いという話ではありません)

子どもに一生懸命対応している施設がほとんどの中で、このような虐待疑いや営利目的の不正請求のニュースが出ると悲しくなります。

そのような事業者も存在しているので、子どもが通う放デイ選びには注意していきたいところです。

放デイの闇 選ぶ時の3つのポイント

デイを選ぶ時に、確認しておくべき3つのポイント

放デイ利用を検討する際に私が調べたことや、自治体の相談員さんに教えていただいた、事業所を選ぶ時のポイントはこちらです。

  1. 事業所の理念や特色を知る
  2. 放デイに通う目的、うちの子に合いそうか考える
  3. 親子で見学に行く

順に解説します。

1、事業所の理念や特色を知る

通う候補となる放デイの、理念や特色を知りましょう。

実際に私は、自宅から通える範囲で、5カ所の事業所を比較しました。

事業所ごとに、それぞれ特色があります。

うちが検討した放デイの事業所だけでも、例えばこのような特色がありました。

  • 生活支援、療育が得意な所
  • 運動教育が得意な所(ボルダリングの壁が設置されているなど)
  • 習い事系、創作活動が得意な所(週1で書道や図工など)
  • 自由遊びが多い所
  • レクレーション、協調性を重視する所
  • ほめて、個性をのばす対応
  • 小1~3の低学年、同世代の交流を重視する所
  • 小1~高3まで世代を越えた交流を重視する所
  • 1人1台、ゲームが使える環境
  • 送迎車がベンツ

ベ、ベンツ(・_・;)!?

というように、事業所によって特色は実に様々でした。

また、うちは週3日放デイを利用しているのですが、何日も続けて通うことを踏まえて、このようなことも確認すると安心かと思います。

  • 利用できる曜日、時間
  • 自宅からの距離
  • 送迎サービスの有無
  • 土曜日に利用できるか
  • 長期休暇中の利用時間
  • コロナ対策で学校が休校中の場合、通えるかどうか

療育に力を入れている所や、条件の良い事業所はとても人気があります。

地域によりますが、空き待ち半年~1年という所もありますので、放デイ利用を検討したり、悩んだりされてる方は、空き状況だけでも先に調べておかれることをおすすめします。

もし聞けるのであれば、放デイを利用している近所のママさんの口コミも参考になるかと思います。

2、放デイに通う目的、うちの子に合いそうか考える

事業所ごとに、びっくりするほど特色が異なります。

なので、わが子の性格やどの部分の成長を促していきたいか、放デイに通う目的をよく検討する必要があります。

将来を見据えてどんな力を伸ばしていきたいか、今の子どもの課題は何か、放デイを利用する目的を明確化します

そうすると、事業所が選びやすくなると思います。

うちの場合は、このような方法で放デイに通う目的を明確化しました。

  • 直接子どもに聞いてみる(今、何を大変と感じていて、どうしていきたいか)
  • 母子手帳や療育、成長の記録を読みかえす
  • 療育や発達支援センターの先生に相談
  • 相談員さんにアドバイスをもらう
  • 学校の担任の先生に相談
  • 学童の先生に相談
  • 自治体の窓口で、相談先を紹介してもらう など

軽度自閉症のうちの小2息子の場合は、友達とのコミュニケーションや、気持ちの切り替えに課題を感じていました。

以前通った学童で、友達とのトラブルが多かったからです。仲良くしたいのに、ついかっとなって、手が出てしまうことがありました。

本人もそれを苦しくかんじていたようです。

なので、指導員さんに気持ちの切り替えをサポートしてもらえたり、友達とのコミュニケーション時に手厚く見守ってもらえる事業所を選びました。

学校の担任の先生や発達支援センターの先生、相談員さんのアドバイスも参考になりました。

3、親子で見学に行く

他の子たちの活動時間に、親子で見学にいってみることをおすすめします。

事業所を実際に見学することが、放デイ選びで1番大切だったように思います。

見学でこのようなことが分かります。

  • 施設全体の様子
  • 整理整頓がされているか、子供が安心、安全に過ごせる場か
  • 視覚優位など、子どもの特性に配慮された環境か
  • 指導員さん(児童指導員または保育士、障害福祉サービス経験者が1人配置されているかどうか)
  • 指導員さんから、子どもたちへの声かけの様子(よく子どもを見て対応しているか、子どもの目線に合わせているかなど)
  • 事業所ができたきっかけ(元々子どもや福祉に関わっていた業者か、全く別の事業者の参入なのか、可能であれば聞けると安心です)

おかしいな、と思う事業所は、実際に見学に行くことである程度把握することができます。

そして見学すると、こども本人に、「行きたい!」「通ってみたい!」という前向きな気持ちが芽生えると思います。

うちの子も、自分の意思で、「学童やめて放デイに行く」と言いました。

自分で決めたことなので、通い始めてからも積極的に通って楽しくすごしているようです。学童ではイライラしがちだったのが、放デイでは気持ちが安定したように思います(あくまで主観です)。

放デイの闇 選ぶ時に気をつけたい3つのポイント まとめ

放課後等デイサービスとは。闇のニュース2つご紹介しました。

放デイを選ぶ時に、確認しておくべき3つのポイントはこちらです。

  1. 事業所の理念や特色を知る
  2. 放デイに通う目的、うちの子に合いそうか考える
  3. 親子で見学に行く

今回の記事は以上です。お子さんやご家庭に合った放デイに出会えることを願っています。

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