9月5日に静岡県で、3才の女の子が通園バスに置き去りにされて亡くなった悲しい事件がありました。
園児バス置き去り事件を受けて、園バスでクラクションを鳴らす訓練を実施する幼稚園やSOS練習の様子がニュースになっていました。
子供がクラクション鳴らす訓練について身を守るために有効、実施してほしいなどの声が見られました。
しかし一方で、大人の安全対策が無いままに子どものSOSに頼る風潮はおかしい、違和感を感じる、変という声も出ています。
幼児に訓練をさせる前に、大人の安全管理の徹底が先なのでは?などの声です。
本記事では、世間の反応やクラクション鳴らす訓練の様子についてまとめています。
1、園バスでクラクション鳴らす練習・訓練に頼りきるのは違和感、おかしい、変の声
①園バスでクラクション鳴らす訓練に頼りきるのは違和感、おかしい、変の声
園児バス置き去り事件を受けて、全国の幼稚園・保育園で安全対策が考えられています。
その一貫として、クラクション鳴らす訓練が実施されたようですが、子どもに頼りきる風潮に違和感をかんじる、おかしい、変だという声がこちらです。
②クラクション鳴らす練習・訓練より大人の対策が先の声
園バスでクラクション鳴らす訓練より、まず園が再発防止の取り組みを徹底して、保護者に伝えてほしいなどの声が上がっていました。
今回のバス置き去り事件が起きた静岡県牧之原市の川崎幼稚園では、登園管理アプリを使用していて、実際に姿が無くても「登園」になっていました。
便利なシステムを使っていても事件を防げなかったこともあり、大人の安全管理の徹底を求める声が多いのでしょうね。
2、園バスでクラクション鳴らす練習・訓練が普及してほしいの声
通園バスでクラクション鳴らす訓練は子供がいざという時SOS呼べる、身を守ることにつながる、普及してほしいという声もありました。
保護者から園に訓練を実施してほしいという要望が一部で上がっているようです。
また、各園で大規模な訓練をすぐ実施することは難しいかもしれないので、自家用車でクラクションを鳴らす訓練を自主的にする保護者も見られました。
こちらのツイートは反響が大きく、約18万人が「いいね」しています。
自家用車でクラクションの位置を子供に知ってもらう、大きな音を出して人を呼べることを体験してもらう内容です。
手で音が鳴らせなかったので、水筒を使う工夫をされています。
3、園バスでクラクション鳴らす訓練の実際の様子
園児バス置き去り事件を受けて、埼玉県の幼稚園では先駆けてクラクションを鳴らす訓練を行いました。
埼玉県狭山市、武蔵野短大付属幼稚園の、クラクションを鳴らして外に助けを求める訓練です。
毎年実施している狭山警察署との交通安全教室の一貫で行われ、全園児約140人が訓練を行う予定だそうです。
3才の小さい子だと体重が軽かったり、クラクションをうまく鳴らせないこともあるので、ハンドルに座っておしりでクラクション鳴らす子もいたようです。
私も小学生の子供2人を育てていますが、3才の頃の様子を思い出すと、クラクション上手に押せるとは思えないので体験することは大事に思います。
4、まとめ
今回は、園バスでクラクションを鳴らす訓練についてのネット上の声をまとめました。
子供がクラクション鳴らす訓練について身を守るために有効と思う、実施してほしいなどの声が見られました。
一方で、訓練で子どもに頼りきる風潮に、違和感を感じる、おかしい、変という声も。
幼児に訓練をさせる前に、大人の安全管理の徹底が先なのではという理由です。
園児バス置き去り事件については原因究明を徹底的に行って、同じような事件で幼い命が2度と奪われることがないようにと願います。